書評
車が主人公という設定が目を引きます。 カーズ、トイストーリーなどと違うのは、自分の意思はあるが自力では行動することができない事。 そのため、物語の中心は常に「人間」であり、擬人化された車達は人間社会の出来事を傍観する立場に置かれている点にあ…
「閉塞感」や「諦観」といった空気が執筆された当時よりもさらに色濃く漂う現代の日本だからこそ、何事にも真剣に、熱くぶつかる西嶋のような人物の存在に、襟を正される想いがしました。
前作同様、難民調査官という焦点のあたる事のなかった職業。および日本ではあまり語られる事のない中東情勢を細かく取りあげています。国籍の点など玲奈が抱える葛藤や、難民調査官としての仕事についてもっと掘り下げてもらえると嬉しいなと思いました
難民調査官という焦点のあたる事のなかった職業を取り上げ、その仕事について深く掘りさげています。