内定式を目前に内定辞退を切り出された採用担当、彼は必死の説得を試みるが……。
売り手市場の「就活」をテーマにしたコメディショート
制作意図
スマホの普及を受け、近年縦型動画は一般的になっています。TikTokに代表される縦型特化の動画SNSも高い人気を得ている中、縦型でのエンターティメント作品も見かけるようになりました。
多くの良質なショートフィルムを制作してきたインディーズ映画製作団体「スタジオランチボックス」も、今回縦型という表現方法でショートフィルム制作にチャレンジします。
テーマは就活+1。
氷河期と言われる時代はいつまにか遠くなり、今や売り手市場で、どこもかしこも人手が足りない。
この物語は、そんな日本の現状の中で、少し熱めの人事担当コシマが、若者ケアラーの学生ミヤタを自社に迎えようと奮闘する様を描く心あたたまるコメディです。
作品概要
コシマは人事担当者。内定式を目前に「辞退したい」とミヤタ(学生)に言われてしまう。
「今さらそれはないだろう」
遠路はるばるミヤタの元へ押しかけて、コシマは必死に説得をするも、大人しそうな印象に反して「実家からじゃ通えない」というミヤタの意志は揺らがない。
……こりゃ無理だ。
あきらめかけて放った「フルリモートなら働けますか?」という一言にミヤタは思わぬ反応を見せる。ミヤタは長年、母親の介護を姉と一緒にやってきた若者ケアラーだったのだ。
主要登場人物
古島圭吾(26)コシマケイゴ。人事部所属。細マッチョ。プチ体育会系
宮田快人(22)新卒内定社員。地方在中。大人しめだけど律儀で優秀
宮田咲子(52)シングルマザー。要介護者
弊団体の特色
作家性や監督の「色」を過度に依存せず、脚本、撮影、演技、編集といった映像表現の普遍的な要素を一つ一つ丁寧に高める事で、ひとりよがりな作品になる事を避け、短編映画、インディーズ映画に馴染みのない人でも楽しめるエンターティメントを届けています。
そのため脚本はシナリオコンペ受賞歴のある複数のライターが意見を戦わせ、何度も改稿を重ねた上で決定稿に落とし込みます。映像のクオリティを決定づける技術スタッフはプロとして活動しているスタッフを起用。予算的制約の多い中でもできうる限り最高のクオリティを追求します。
また当団体は「監督の意見は絶対」という膠着した力関係とは無縁です。
参加する全ての人に「作品を良い物にする」ために意見を述べる自由があり、その意見が実現可能で作品に貢献するのであれば、リハーサルでも撮影時でも時間の許すかぎりその提案を試します。
参加者が主体的に作品作りに関わる事は作品を良いものにするため不可欠だと確信しているからです。
契約について
拘束時間は撮影前リハーサル1日と各人の撮影日になります。
リハーサルについては1回目は顔合わせ・本読み、立ち稽古、及び衣装合わせ。
半日程度を予定しています。
撮影時間は原則朝8時〜夜20時までの12時間に設定します。撮影の進行に応じて20時以降の拘束をお願いする事もありますが、終電に間に合うよう順次開放しています。
リハーサル・撮影時共に「作品紹介用」「団体紹介用」にスチルや動画の撮影を行います。
また出演にあたり本作品の宣伝活動(Web、映画祭、上映会への登壇)にもご協力頂きます。
詳しい条件については、正式オファーの際に再度ご提示させていただきます
作品完成後の展開
TOHO*TikTok映画祭へエントリー
仕様
作品尺:5分〜10分(8分以内を想定しています)
撮影期間:7月25日(確定。この日程で可能な方を希望しています)
撮影日数:1日
ロケ地:都内を中心とした関東近郊
ギャランティの有無:あり。金額は応相談にて決定させてください
募集キャスト
古島圭吾(26歳)
主人公。人事部所属。細マッチョ。プチ体育会系。ミヤタから内定を辞退すると言われ、飛んでくる。(シナリオ上は)短めの黒髪。
性別:男性
あると望ましい要件:タッチタイピングなどのビジネススキル
宮田快人(22歳)
内定辞退する学生。独身。寡黙で優秀。(シナリオ上は)なで肩。猫っ毛のサラッとした黒髪。童顔。地方出身
性別:男性
あると望ましい要件:介護資格、または経験
選考プロセス(募集締切から決定まで三週間程度)
全役共通:一つでもスタジオランチボックスの作品を見ている方
未見の方は作品を見てから応募するかどうかをご検討ください。
事務所所属の方は事務所の了解を得てから応募してください
参加方法
以下の応募フォームに必要事項を記載の上、お申込みください。
応募される前にスタジオランチボックスの作品を一つでもご覧いただき、当団体の作風をご理解いただいた上でご応募ください。
ハラスメント対策
高橋雅紀が主宰するスタジオランチボックスでは、これまでも参加する方々が思う存分自分の能力を発揮していただけるように安全で風通しの良い現場づくりをこころがけてきました。
全ての参加者が心身共に安全だと実感できる撮影環境を整える事。それは制作責任者として最低限の責務です。当団体ではさら一歩進めて「参加者がなんの気兼ねもなく、意見やアイディアを提案し、可能な限りそれを試行し、全員で作品を高めていける」現場になるように以下の事を心がけています。
- 監督及び制作スタッフは、制作に対していかなる事由があっても、キャストに対して暴言、暴力、無視、威圧的な態度などの行為を行わないよう努めます。
同様に、キャスト間、スタッフ間であっても同様の行為を行わないように注意喚起いたします。 - 当作品では性的な表現、殴る蹴るといった暴力的な表現は現時点で予定されておりません。そのため当作品の制作で参加者間での不必要な身体的な接触は原則行わないものとします。
仮に制作を進める上で該当する表現が作品の質向上に寄与すると判断された場合でも、そのシーンを担当するキャストと話し合い合意を受けた場合のみ採用します。
また、ピンマイクを仕込むなど技術的な問題で身体的な接触が発生する場合も、必要な場合だけ、社会通念上適切な箇所にのみ行います。同性のスタッフがその場にいる場合は同性スタッフに対応をお任せします。 - キャスト選考が終了し、役をオファーさせていただく段階で、台本とギャランティを含む契約内容をメールにてご連絡しています。参加者にはその情報を元に、実際に参加するかどうか検討いただいています。
- プライベートな事柄の開示を要求することはありません。
- 参加者からいただいた連絡先へ作品制作に関する事以外で連絡を取ることはありません。
- 参加者から制作に関してご意見や苦情をいただいた場合には速やかに対応をとります。
- 顔合わせ&WS、衣装合わせ&WSなどの開催後に懇親会は行いません。作品完成後、通常であれば上映会後に打ち上げを行います。自由参加であり、長くとも2次会まで、日付が変わらないうちに終了する事にしております(現時点で開催すると決定したものでありません)。