「早め早めに動くのがいい」ということ

例年、一年で一番閑散とした時期なのに今年の5月は受注の仕事で忙しい(それ自体はとてもありがたいことですとも)。
それを見越してというわけではないけど(僕は臆病なので、早め早めに地固めをしてしまいたい性格なのだ)小道具の郵送を依頼した。郵送先から一風変わったメールが来ていて「え?もしかして購入できないの?」と不安になったが、電話して即効、取り越し苦労だということが発覚し、安堵のため息。
頭の中では「さて、この小道具が購入できなかった場合、シーンをどう変更すれば良いのだろう?」と高速回転していたけれど、そもそもリカバリー策について検討できるのも、心持ち早めに動くようにしているから。
スタジオランチボックスという場所で作品を作り続けるということが自分にとってどれだけ大事なことであっとしても……。
お客様からもらった仕事を滞りなく、期待以上に仕上げて納品することも同じくらいに重要なこと。そのうえ、締切、というものが割と直近に迫っていることが多いので結果として優先度はお客様の案件の方が高くなる(まぁ当然だろうと僕は思う)。
それでもちゃんとした作品をみんなと作りあげたいのであれば、早めに動いていくしかないと思っている。このさじ加減が難しく、早すぎても身が入らなかったり、不確定要素が多すぎたり、本番までに忘れてしまう。などが起こってしまって意味をなさない。
少し早め、くらいがちょうど良い。
というわけで明日は、キャストとのオンラインディスカッションに加えてスタッフミーティングがされた。理想を言うと今週末くらいが時期的に一番いいと思うのだけど、なにせ5月末に(まさかの)締切祭が発生しそうな雲行きだということを考えれば、前倒ししておいたほうがいいと思った。
ギリギリになって「あれがない」「これがほしい」と言っても、できることは多くない。プランBを検討できる程度に早めに動いておくべきだと、僕は思っている。
配信情報
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ショートドラマが完成するまではぜひこちらの作品をお楽しみください。