StudioLUNCHBOX

フリーランス3年目の映像クリエイター。スタジオランチボックス主宰の高橋雅紀がフリーランスとしての気づき、映像制作、シナリオ作成のTipsなどを紹介しています

琴平の参道はよさこいよりもきつかった 〜高知よさこい旅日記(4)〜

夜中の三時まで打ち上げた。
その割に普通の時間に目が覚めて、10時前にはチェックアウト。

同じホテルに泊まった仲間とロビーで合流。
タタキを買うため大橋通りに向かった。
地元在住の仲間に「旨い」と聞いたお店に赴きタタキを購入。
実家と妹の家用に2節。
さらに、近くの酒店で清酒、美丈夫を購入。
俺は日本酒を嗜まないが、日頃なにかと世話になってる若者向け。
小さいやつを二瓶購入。
値段はもちろんそれなりに張るが、まぁ日頃のご愛顧に感謝して、という奴だ。
高知駅で残りの土産を購入した後「また来年!」とハイタッチして、彼女とは別れた。

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さてどうするか?ここから先はノープラン。

当初は四万十川に行くはずだったが、盆明けから本格的に動き出す仕事の件で今日中に都内にいないといけん。
飛行機か、新幹線か、行きと同じく帰りも迷う。

が。
やはり同じ事はしたくない。
琴平を観光して、高松空港から飛び立とう!
琴平に向かう南風に乗った。

車で地元へと戻った彼女と、LINEで途中経過を報告しあいながら、
ゆっくり高知から遠ざかる。

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昼を過ぎた頃、琴平駅についた。
駅舎の屋根に吊るされた無数の風鈴が、風にそよいで、りんっと耳に心地いい。
観光マップを手に、金刀比羅宮に向かう。
表参道を歩く頃には、手に杖を持つ参拝客が目につき始めた。

え?山なの?


正直「こんぴらさん」という名前以外にこれといった知識がない俺。
「とはいえたかが知れているだろう」と思って先に進んだのが甘かった。
高い高い。
傾斜はきついし、段は狭い。陽射しも強いと、これは中々に過酷な試練。
今日もまた、汗をだらだらと流しながら、ひーふー言いつつ本宮を目指す。

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でもまぁ。
上からの見晴らしは最高だった。

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讃岐うどんをツルリと喉へ流しこみ腹を満たすと、
空港に向かうバスに琴平から乗った。
高松空港は盆だというのに少し閑散とした雰囲気だ。

LCCのカウンターで当日券について尋ねると思っていたより割高だった。
朝にネットで確認した額よりも高いのはなぜだろう?
あげく荷物の重量制限に引っかかり、更に高値に。

馬鹿馬鹿しい!新幹線に変更しよう。

再びバスの人になり高松駅へ。
岡山へ戻るため、快速マリンライナーに乗る。
朝方別れた彼女から「地元について、これから仕事」とLINEが来てた。
こっちはまだ四国も出てませんってば。
岡山についた頃には日も暮れていて都内に戻るにはギリギリの時間だ。
駅に停車していた新幹線に飛び乗って、自由席めがけて移動する。
学生の集団がワイワイしながら通路を塞ぐ。

 

「ここでも会いましたか」

 

本祭の前。桂浜に向かうバスで、その中の一人と同じバス停からバスに乗った。
桂浜からの帰り道、彼を含む学生たちの一段が乗り込んできて、はりまや橋まで一緒に戻った。
今は同じ新幹線で一緒に東京まで戻ってる。
数年前にも、朝方「また来年」と別れた仲間と、夜、高松のラーメン屋にて再会をした経験がある。
なんとなくおかしみを感じながらも、彼らをすり抜け自由席の空いたシートに座った。

中々車内販売が来ないので出遅れたが、
友人が出張帰りによくやっている居酒屋新幹線を一人で開店。
ほろ酔いながら東京へ戻った。
日付が変わる手前で家につき「こちらも無事につきました」とLINEを送る。

 

僕らは祭りの頃しか連絡を取らない。


次に彼女から「今年は行くの?」と連絡が来るのは7月の頭かそのあたり。
それまでは、互いの現実を毎日存分に楽しめるといい。