るかっち(@rukacchi1)です。
ロイヤリティーフリーの音源は、動画制作に無くてはならない存在です。
Audio Jungle、シャッターストックなどの素材サイトは数千曲のストックを持っています。
使用料は一曲2、3千円と安価なのに曲のクオリティは総じて高い。
豊富の楽曲の中から、動画のトンマナに合っているのはどれか?比較検討しながら最適な曲を選ぶことできるので、顧客の満足のいく楽曲を提供することができます。
時間とコストを大幅に削減してくれる動画クリエイターの強い味方。
そんなフリー音源にも唯一にして最大の弱点が!
尺とあわないっ!!
曲のイメージはバッチリなのに「これから!」というところで終わってしまった!
逆に長すぎた!なんて本当によくある話です。
長すぎる分にはフェードアウトさせるという手もありますが、短い場合は大変です。
自力で曲をカットして、うまいことループできるポイント探して、繋いだみたりするわけですが、これは結構にストレスフルな作業です。
半日かけて、曲切って貼ってして、動画とばっちり合わせたものの。
「クライアントのご意向で10秒短くなりました!」
涙も枯れ果てるってなもんですよね。
クリエティブもへったくれもなく、ただ面倒なだけのリミックス作業。
Adobe Audition CCのリミックス機能を使うことで、秒速で、めっちゃ簡単に、動画と曲(BGM)の長さをあわせる事が可能です。
1.Adobe Audition CCに曲を解析していただく
それでは具体的な手順を説明します。
1−1.マルチトラックセッションを作成します
単体のオーディオファイル編集ではリミックス機能は使えないので注意!
1−2.マルチトラックセッションにオーディオファイルを配置
マルチトラックセッションに配置したオーディオファイルを選択します。
左側のプロパティメニューのリミックスタブに「リミックスを有効化」というボタンが現れます。
これをクリックします。
1−3.Adobe Audition CCが曲を解析してくれます
ただ待つだけ。
4分程度の曲なら30秒もかからなかったので、コーヒーブレイクは取れません。
以上で曲の解析が完了しました。
2.Adobe Audition CCで曲の長さを調整する
では曲の長さを調節してみましょう。
2−1.Adobe Audition CCで曲を短くする
リミックスタブにある「ターゲットデュレーション」を変更します。
今回はためしに2分30秒にしてました。
再び、Adobe Audition CCさんが解析を行います。
ここでコーヒーブレイク……。お、取る時間もなく終了してしまいます。
※伸ばす長さによって、処理時間は増えていきますが、ウェブCMや、PV程度であれば数分もかからず、処理されていくでしょう。
解りやすいように使用前と後を並べてみました。
上のオーディオファイルが使用後です。
赤枠部分がリミックスして曲を詰めた部分です。
リミックスして何秒になったのか「リミックスのデュレーション」で確認できます。
+ー5秒位のタイムラグが出ます。ターゲットデュレーションの値を細かく調整することで、できるだけピッタリ合うように調整します。
処理が早いので、気軽にいろんな数値を試すことできます。
以上です。
2−2.Adobe Audition CCで曲を長くしてみた
同じ手順で曲を長くしてみました。
赤枠の部分をごそっとコピーしてループさせているようです。
とまぁ、Adobe Audition CCのリミックス機能を使えば、5分もあれば動画と音の尺をあわせる事ができるようになります。
昨今は動画の配信メディアも多彩になり、媒体や用途の応じて複数バージョンの動画を作ることも珍しくありません。
そんな場合でも、Adobe Audition CCのリミックス機能は効果を発揮するでしょう。
3.Adobe Audition CCでリミックスをしてみよう
実際にリミックスした楽曲を聴き比べていただきたいところですが、著作権の関係でそうもいかないので^^;
自分で試してみてください。
曲がない?
例えばシャッターストックでも数千円程度で楽曲の購入が可能です。
楽曲を扱っているという印象はないかもしれませんが、扱ってます。
ボクはよく使っているのはAudio Jungle。
聴き応えのある楽曲を2000〜3000円程度で利用できます。
案件が来た時でいいやって思っても、いざ案件対応中はバタバタしてて新しい事を取り入れるのが難しいものです。
勉強がてら試してみるといんじゃないかと思いましたよっと。