読んでもイマイチ理解できなかったスタニスラフスキーシステムについて、これ以上ないと言うほど判りやすく書かれています。
「俺でも、演技できるんじゃない?」と一瞬錯覚してしまいそうな程、演じるという事について理論的に解説されている。
演技を通して人物を作り上げていく事と、シナリオでキャラクターを造形していくのは、かなり共通点があると、この本を読んでも感じました。
というわけで、役者、シナリオライター志望の両者にとって役に立つ本だと思います。
アプローチの仕方は千差万別にも関わらず、重要なのは「キャラクター」と「構成」だと殆ど全員が言っている所が面白い。最近ようやくその意味が腹にストンと落ちてくる様になった僕には、とても面白く読めました。
比較的最近の作品を具体例に挙げ、この脚本のここが素晴らしい、ここは改善の余地があったのではないか?と詳細に検討していく。脚本は書ける様になったけど、面白くない、という類の悩みをお持ちの方にオススメ。