映画祭にエントリーしまくっていた時期がありました。
2年前?3年前?そんな頃です。

登竜門とか毎週調べて、国内で開催される映画祭をリストしたスプレッドシートを創っておいて、
3ヶ月に一度、直近の映画祭用のエントリーシートをまとめて書いて、DVD焼いて、郵便局に持っていく。

そんな活動を3年くらい続けてました。
作品のクオリティにもよりますが、勝率はよくて50/50。

不思議な事に、ノミネートされる事には次第に慣れてしまったのに、
落選通知が届いた時のガックリ感には最後まで慣れる事はできませんでした。
出した分だけ落選通知は(合格通知も)届くので、時には毎日のように封を切り

「貴殿の今後の活躍をお祈りいたします」にご対面。

そのうち、封筒のサイズや厚みで合否が判るようにもなりました。
落ちるとね、うっすいんですよ、封筒。

落選理由が書かれてる事は皆無に等しく、どこが悪かったのかは判らずじまい。

「入選しました」
「受賞しました」
「上映されます」

他の監督達の活躍を目にするたびに、自分の無能感にさいなまれ、ついついビールが3缶くらい空いてしまう。
「やめて田舎暮らしでもしよっかな」と現実から逃げてるウチに酔いも回ってフラフラしながらベッドに倒れこむ。

映画を撮るのは、体力的にも精神的にも結構しんどい事ですし、
お金も、スキルも、時間もない、インディーズの世界では、中々思い描いたクオリティに到達できなかったりします。
舞台のように上映小屋が確率されているわけでもなく、頼みの映画祭には門前払い。

やってらんねーよ!

と思うのは年中なのに、いまも作り続けています(最近は映画祭にはだしてませんけど)。
僕だけじゃなく、多くの監督が落選通知に凹まされ、それでもしぶとく作品を作り続けています。

今回、神保町映画祭向けのオープニングアクトを担当する事になり、素晴らしいパントマイムアーティストのSATOCOさんとコラボする事が決まり、さてどんな内容にしよっかな?と思って考えついたのが、

否定されても立ちあげる、酔狂な我々、映画監督のお話でした。

全国から集まった作品群を押しのけて上映に至った作品も、
何度も落選通知を浴びて、それでも映画を作り続けてきた監督達の手による物。

クライマックス01

映画祭の冒頭に、
悲喜こもごもの映画づくりをパフォーマンスすることで、
映画祭に応募してくれた全ての映画監督達の労をねぎらえたらいいな、

そんな想いでパフォーマーのSATOCOさん、作曲演奏の黒田君と作り上げたパフォーマンス。
楽しんでいただけたら、幸いです。

ご来場ありがとうございました!

神保町映画祭は今週24日(土)も続きます。
受賞作品、招待作品が目白押し。
ぜひ今週も会場にお立ち寄りください。