2015年2月14日放送の「もて声倶楽部」に提供したボイスドドラマ用のシナリオです。

朗読劇、ボイスサンプル、劇としての上映、映像化、オーディオドラマ化、YouTubeの動画のシナリオとしてご利用いただいて構いません。
特にご連絡いただく必要はありませんが、作品として公開されるのでしたら、教えてくれたら拝見させていただきます。

※著作権は放棄していません。
※シナリオそのものを配布したり、販売するのはご遠慮ください。
※こちらのシナリオを利用したことによって生じた不利益等には保証を行いません。
※商用利用の場合は、お手数ですがご一報いただけると助かります。

◯人物
男A
男B
※ 必要に応じて性別は変更してください。


男B「次の方?次の方、入るのです」
男A「しつれいします」
男B「室内を見回してないで、急いでもらえると助かるのです。今日中に旅券を手配しないといけない方がアナタを含めて3452名も残っているのです。マッハで片付けたいのです。さぁ、座るのです」
男A「わかった」
男B「では。ご希望の惑星をこちらのプラネットマップから選ぶのです」
男A「ここかな」
男B「火星。こんな近くていいのですか?」
男A「ああ」
男B「初めての宇宙旅行なのです。大事な大事な行き先を拙速に決めてはいけないのです。こちらの星はどうなのですか?惑星ダゴバ(A、咳き込む)小さな緑の老人がアナタをよろしくお出迎えしてくれるのです」
男A「火星で」
男B「今なら念力体験講座が無料で受けられてお得なのですが」
男A「無料?」
男B「老人はイケメンの弟子に逃げられて、手持ち無沙汰なのです」
男A「火星で」
男B「あーいむよーふぁーざー。こー(ダースベーダー)」
   (沈黙)
男B「火星となりますと、ワープ航法も体験できないのです。それでは宇宙旅行の醍醐味を味わえないのですよ?」
男A「火星で」
男B「金星が良かったなと後から思っても発券後の変更はできかねますがよろしいのですね?」
男A「火星で」
男B「私がお嫌いなのですか?」
男A「そんな事はない」
男B「私がお嫌いなのですね」
男A「そんな事はない」
男B「私はこんなにフレンドリー」
男A「アナタはたしかにフレンドリー」
男B「火星行きへの旅券を発券させていただきます。おっと、オススメをもう一つ思い出したのです」
男A「火星で」
男B「それは出来ない相談なのです」
男A「なんだって?」
男B「アナタは今から天国へ旅立つのです。宇宙警察密入国調査官様」
男A「気づいていたのか?」
男B「はい。アナタから緊張を感じなかったので」
男A「緊張?」
男B「闇旅券の売買中に緊張しない人はいないのです。それでもしかして?と思ったのですよ」
男A「くっ」
男B「それでは天国までのステキなフライトをお楽しみください。おとり捜査官様」