オーディオドラマ幸世の失恋酒場第二話『映画な気分』を執筆した梶原幸です。

誰かとお酒を酌み交わす、というのも一期一会。
幾度もお酒の席で楽しい会話、面白い発見をさせて頂いています。

今回たまたま映画がらみのお話を書かせて頂いたので、印象的だった「飲み方」を映画のシーンから拾ってみたいと思います。

例えば「ニューヨークの恋人」(01)。キャリアウーマンのメグ・ライアンが帰宅すると、過去からやってきた貴族のヒュー・ジャックマンがアパートメントの屋上にディナーのテーブルを設えて待っている。いやぁ……参ったなぁ、どうしよう。と、照れた後でスッと背筋を伸ばし、淑女な飲み方を楽しめそうですね。

そして例えば「異人たちとの夏」(88)。中年に差し掛かった脚本家の男性が28年前に亡くした自分の両親(しかも今の自分より若く30代の両親)と浅草の裏道で出逢い、お酒を酌み交す。これは、夢でもいいから体験してみたい飲み方です。

執筆ライターへ質問

作中に出てくる「クレイマークレイマー」という映画をイメージしたお酒はオリジナルなものなんですか?

明記した通り、大同出版というところから出ている映画とカクテルについての書物に書かれていたレシピです。

幸世が年齢の割に古い映画に詳しいのはなぜでしょう?

なんとなくお父さんの影響とか、想像していました。
意味が分からないまま、お父さんが観ているビデオを横からチラチラ眺めていた、みたいな。

或いはは少しハードなきっかけだけど、例えば、中学まで陸上部の星だった幸代さん。足の故障で走れなくなった辛い日々、友人に勧められて古い映画を見倒した、とかね、そういうきっかけもあり得ますよね。