不格好経営―チームDeNAの挑戦

元DeNAの社長、南場智子さんの著書「不格好経営」を読みました。

とにかく出てくる人が無名、有名を問わず優秀な奴らばかりなので、
この本から何らかの学びを得て、自分の人生に役立てよう!
的な意識は冒頭30P位で捨ててしまって、以降は出来る奴らの悪戦苦闘をビジネス小説を読む感覚で一気に読み切った。

分不相応にも「そうすよねぇ」と思ってしまったのが

「するべきです」と言うのは簡単なのに
「します」と言うには、もの凄く勇気がいる

というくだり。


初めてスタッフさんを呼び、知らない役者と組んで作品を作った時の事ですけど、これまでにないプレッシャーを撮影に近づくにつれ感じました。

それまでは撮影は自分で担当していたし
録音なんて職業の人が現場に入った事もなかった。

その道のプロフェッショナルな人達に対して
こっちは本格的な撮影未経験の状態なわけですけど、
それでも日程とか撮影の順番とかキャスティングは監督の僕が決めていかないといけない。

会社員なので準備や情報収集にまとまった時間を割けるわけでもなく、
常に視界が不明瞭な状態なのに

「○○をします」

と、決めていかないといけない。
次から次へと。
決められた時間の中で。

たった今、僕が「これでいく」と決断した内容が最終判断で、
誰もそれを覆す人がいなくて、
その決断、一つ一つが作品の正否に直結するんだ

と思うとズシリと物理的な重みを感じる位のプレッシャーがあって
「一番上で仕事をするって、めっちゃ大変なんだなぁ」
と感じた事を覚えてます。


しかし、この本に出てくる人は本当に優秀な人達ばかりなわけですが
そんな人達が集まっても、こんなにミスを垂れ流すのだから、

凡人の僕ごとき、失敗するのが当たり前!
死なない程度にこれからも失敗していこう!

と逆説的な学びを得られたかもしれない。