2013-06-18_2236

前回までで素材のチェックは完了しているので、
いよいよカットをつないでいきます。

少し前まで、この編集作業は映画制作の中でタカハシが一番好きなフェーズでした。過去形なのは、最近は

「実はあのカットと次のカットがつながらないんじゃないか?」
「とんでもない致命的なミスが発覚したらどうしよう?」

とか考えて、不安になる事も多くて、気合いをいれないと始められない作業になってきているからです。


僕はメインPCがウィンドウズなので、
Adobe Premiere CS5を使っています。
シーン毎にフォルダをつくってあるので、フォルダごとにシーンを読みこみ、
シーン名をつけてシークエンスファイルを作って、ザクザクと編集をしていきます。

今回は絵コンテを書いておいたので、最初は絵コンテに沿う形でつないでいくわけですが
やはり絵コンテと実際に撮影された素材では絵の雰囲気が違ったり、
つないでみたら思った程良くなかった、という事も多いので、その辺は、素材優先で、どんどん絵コンテから離れていきます

編集作業は、いざ始めてしまうと、かっぱえびせんモードに突入してしまう中毒性の高い作業なので、
平日にチマチマとやるよりは、土日家にこもって、

ひたすら切ったり、
伸ばしたり、
差しかえたり、

しながら、もだえ苦しみます。

思った以上に上手く機能しているシーンもあれば、
現場で感じた程よく感じられないシーンもある。

1シーンづつ形になっていく過程で、それがハッキリと目の前に現実として現れてくるので、
引きこもってるとは思えない程、疲れる作業でもあります。

各シーンごとに一回つないでから、
全体を整えて(ついでに各シーンのしっくりこない所を直して)、

少し寝かせて、
おかしいな!と思う所を調整して……ということを繰り返します。


その後、音声ファイルの差しかえという写経仕事を行います。
カメラ内蔵のマイクで拾ったノイズの乗った音声は使えないので、
録音さんが収録したクリアな音声に差しかえる必要があります。

動画ファイルの音声と、差しかえる音声の波形を見て、
タイミング合わせていくのですが
(僕はそうしているのですが)

それを実際に編集でつないだ全ての素材に対して行います。

この差しかえる作業が……

めちゃくちゃ!

めちゃくちゃ!めんどくさい!

プラグインとかで自動で波形を合わせてくれたりしないかと思って、
探してみたのですが、現時点までこの作業の簡略化には成功していません。
(知ってる人いたら教えてください)

ただ、この作業で再度各シーンを細かく見なおす必要が必然的に発生して、
結果的に、さらに細かく調整しなおしている、という側面もある事に気づいたので、

作品を良くするためのひと手間なんだ!

と言い聞かせて最近はやるようにしています。

ここまでで、大体今回は3週間位かけてます。
撮影以降からここまで、一人黙々と作品と向きあう時間が続いたわけですが、
以降の作業は再び色んな人とのコラボレートになってきます。

というわけで、次回に続く。

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