半年以上前に現役在学者のボクがシナセンについて語ってみるよ(前半)というエントリーを書きました。

最近ほとんど隠れキャラと化して、3ヶ月に一、二度顔を出せばいいほうのボクなのですが
この時書いたシナセンに関しての印象は基本変わってません。

ようするに
「行ける距離に住んでいるなら、トモダチも出来るし、刺激も受けるし、より早く上達できる可能性が高いので、言ってみたら?」
と、思っているのですが

今回はあえて
通えない!友はいらん!自分の力だけでやっていきたいんだ!
という方のために

「この本は割とタメになった」と思えるシナリオ参考書を3冊上げてみようとおもいます。
(ボクも仕事が断っても断っても来て困るなんてレベルの人間ではないので、あしからず)

シナリオの書き方的な事については、あまりに初歩なので割愛します。
とりあえず、これ読んでおけば間違いないと思います。



素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック シド・フィールドの脚本術2

シナリオの作り上げるプロセスをステップごとに丁寧に解説しているので、
実際に長編シナリオを書き進めながら、一章づつ進めていけるリファレンス的な使い方が出来る本。

しかしこの本をオススメする最大の理由はそこではなくて。
作者が常に、読者(つまり今まさにシナリオを書いている人)の心が折れるタイミングを先読みして励ましてくれる所だと思うのです。

シナリオを書く作業、特にコンクール用に初めて長編を書く時って

小さな事でつまづいて先に進まないとか、
途中まで書いて面白くないんじゃないかと不安になるとか、
自分がなにを書いているのか判らないとか、

そういう不安が次から次へと頭に浮かんできて、筆が止まる。
なんて事が誰にも起こるわけですが、

この本は「あぁ、なんかちょっとモチベ落ちてきた」というタイミングで

必ずといっていい程
「それは誰にも起こるから、とにかく書き上げなさい」
といった激励の言葉は入ってくる。

初めて長編のシナリオを書く人にとって精神安定剤的な役割もしてくれる良書です。



いきなりドラマを面白くするシナリオ錬金術 (シナリオ教室)

「月刊シナリオ教室」に毎月数ページごとに連載されていた記事をまとめて一冊にした物。
小さな、まとまりでシナリオを改善するTIPSが幾つも掲載されています。

ボクがシナリオの賞をいただいた際にも、この本を参照していまして
「ストーリー運びには全く関係ない描写がシーンの余韻として生きる事もあるよ(的な事)」
という記述に目からウロコが落ちた記憶があります。

それまではとにかくストーリーを前に進めていくのが大事で、それに必要のない描写は削らなきゃ削らなきゃと思っていたので。

シナリオを書くという一連の流れを全て網羅しているわけではないのですが、
かゆい所に手が届く内容になっているので、暇な時にさっと目を通しておくだけで、
前回はつまづいた部分をスルリと乗り越えられるようになっていたりするかもしれません。



ゼロからの脚本術―10人の映画監督・脚本家のプロット論

古沢良太、園子温、三木聡、他そうそうたるメンバーが自身のシナリオの書き方、プロットの組み立て方を話しています。
シナリオの書き方的な本を読むと「こうあるのが正しい書き方」とか「これが正しいシナリオ」みたいな物が
知らず知らず自分の頭の中に出来てしまったりして、それに縛られてしまう事もあったりするのですが

結局の所、アイディアの出し方、膨らませ方なんて、人それぞれなんだな、とこの本を読んで思った事がありました。
映画監督とシナリオライター、ストーリー重視かイメージ重視か、でシナリオの役割すら「絶対こうであるべき」という解はないんだな、
と感じます。

結構書いているのに、最近なんか納得できる物が書けない。
なんて時に読んでみるといいかな、と思いました。

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