シーケンス 01_2

※執筆時点で撮影は終了してます

ロケ地も決まり、役者も決まり、制作的な仕事が一段落した段階で
絵コンテを切り始めました。

大体GW二日目くらいから。

役者の芝居を見てからその場でカット割を考える人、
そもそもカメラマン任せの人など監督によってマチマチらしいのですが、
ボクはかなり綿密にカット割を決めて、撮影に入るようにしています。

絵コンテは撮影一週間位前には、カメラマンさんにお渡しできるようなスケジュール感で作っています。
あらかじめ取る絵を共有しておけば、当日になって「こんなんムリ!」とか「実現するには機材が足りない」といったアクシデントを防げるかな、
と思っているので。

さて、肝心の絵コンテはこんな感じ。

20130514-190743.jpg

ご覧の様にすごくザックリした物で、
キャストのサイズ、向き、フレームアウト、フレームインといった動き、
それにカメラの動き、なんかが判るように書いています。

動きが複雑だったりするカットには、俯瞰図で、キャラクターの動きや、カメラの動きを捕捉しています。
気をつけているのは、上手い絵を描く事ではなくパッと見ただけで、求めている絵が伝わる事。
なので詳細に書き込む事は避けてます
(まぁもっともボクの画力ではムリですが)

実はここ数年、絵コンテではなく字コンテとカメラ位置を示す俯瞰図のセットで撮影をしていて、
絵コンテを書く事じたい久しぶりだったのですが、その効能を再認識しました。

人にイメージを共有する、という本来の役割の以前に
俺が欲しいと思ってるイメージを撮影前に自分自身が理解する。
腹落ちさせるのに、すごく役に立ちました。

自分が欲しいイメージが具現化されていたので、イメージの細かいニュアンスを伝えられた(と思ってる)し
トランジションのアイディアとかも湧きやすい。

実際にスタッフに共有するしないは別にしても、一度文字で書かれたシナリオを、絵に置き直してみる事はとても重要だと改めて思いました。

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