シーケンス 01_2

「汗と涙と鼻水の制作準備」編始まりです。

制作の準備段階では、キャストにスタッフに、場所の確保。
色んな人にお願いして回るわけで、その際にあると便利なのが
というか、ないと困るのが

企画書

です。

「これこれこんな内容で、15分位で、カワイイ女の子主役で、映画祭で賞が取れるような作品が作りたいんだよ!」

的な事を、書類のカタチに落とし込むわけですが
そのためにシナリオをバランバランに解体して、幾つかの要素をリスト化していく作業を(ボクは)しています。

では具体的にシナリオをどう解体するのか

ボクは

・キャスト
・ロケ地
・小道具
・衣装

を、それぞれ抜き出して、Google SpreadSheetにリスト化しています。(ちなみに、エクセルじゃなくスプレッドシートなのは、共有する事前提だからです。クラウドサービスならどこでも作業できる、というのも重要なポイント)

こんな感じ。

2013-03-19_1222

この表は、
まずシナリオに書かれた舞台をズラーーッと縦にリスト化しました。
さらに、その舞台に登場するキャラもシートに加えていく事で、

必要なロケ場所だけじゃなく、
キャストごとの拘束日数が掴めるようにしてあります。

シーン数も直観的に判るので、
かかる撮影日数や、どのシーンとどのシーンをまとめるか、という決定もしやすくなるんじゃないかな、と思ってやってます。


小道具も同様に
シナリオを機械的に読みながら、縦軸にズラーーッと書いていきます。

2013-03-19_1222_001

「当日コンビニですぐ買える」と思っても、

書いてない=必要ない、

と、てんぱってる時は思い込んでしまったりするので、とりあえず小道具リストに記載しておいて、「作るのか」「買うのか」「私物を使うのか」という事を追記していく事で小道具モレを防ぐようにしています。

気をつけないといけないのは、

シナリオに記述がなくても「普通当たり前のようにあるよね?」という小道具が存在します
たとえば、以下のシーン

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
○同・オフィス・会議室
   幸乃とヒカル。
   幸乃の表情にはいつもの笑みはなく、
   沈黙を続けている。
   ヒカル、そわそわと落ちつかない。
ヒカル「小久保さん?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このシーンには小道具としての表記はないのですが、
打ち合わせのために来社したお客に飲み物の一杯も出すのは、社会人的に常識
だとボクは思ったので、小道具リストに「紙コップのコーヒー」というのを追加しました。

とまぁ、こんな感じの地味な事務書類を作っていく過程で、
作品の規模とか、予算感と撮影日数とか、そして何より

「さっさと対処しないといけない課題」「人の協力を仰がないといけない課題」

が判ってきます。
次回はこの現時点で判ってる「課題」を書いてみよう

前の記事を読む目次をみる|次の記事を読む