さて、今年も終わりですね。
一応読書家を自認する高橋は、今年もそれなりの数の本を読みました。

面白い本も、期待ハズレだった本もありますが、
その中でも特に良かったなと思う本を10冊上げてみようと思います。
ちなみに一年位前に読んだ本もあるので、結構記憶がおぼろげです。
興味を持ったら実際に読んでみる事をお勧めしますよっと。
(順不同です)


スターバックス再生物語 つながりを育む経営
「コーヒー」のために売上に大きく貢献していたサンドウィッチの販売を反対を押し切って中止した部分が興味深いです。
「自分たちの存在意義はなにか?」を深く問いかけていかないと、こういう判断はできないと思うのですが、これが日本人には中々できてない気がします。


評価経済社会 ぼくらは世界の変わり目に立ち会っている
これからはお金よりも評価がより価値を持つ社会になる。という主張の本。
実は読後感はモヤモヤしてよく掴みきれなかったのですが、ようはこの「評価」は「ブランド」的なモノなのかなと思いました。ブランド力のある個人は、ブランド力のない企業よりもむしろ力を持つようになるよ的な感じなのかな、と。
今現在でも、一個人が立ち上げるブログで取り上げた本がベストセラーになったりするので、なんとなく体感的にこの本に書いてある事は正しいのかなぁ、と感じています。


ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
2025年に世界がどうなっていて、その世界でハッピーに生きるためにはどうすればいいかを提案しています。
未来はこうなる、という部分には総論賛成、各論では首をかしげる部分もあるのですが、この本が面白かったのはむしろ現在の話。日本固有の問題だとばかり思っていた出来ごとの多くが、先進国共通の問題だということに気づかされます。


監督と俳優のコミュニケーション術 なぜあの俳優は言うことを聞いてくれないのか
文字通り、監督はどうやって俳優とコミュニケーションを取るべきなのかが、書かれています。
著者はサタデーナイトフィーバーを監督したジョン・バダム氏。
名前も知らない演技コーチとかじゃない上に、自分や友人のハリウッド監督、役者の体験からの引用も多いので説得力が違います。
内容が多岐に渡るので、どこがいい、と言いづらいのですが「スタッフやキャストがアイディアを口にしやすいオープンで寛容な現場環境を作るのが大事」なんだな、と改めて思いました。


サンフォード・マイズナー・オン・アクティング―ネイバーフッド・プレイハウス演劇学校の1年間
こちらは著名なアクティングのコーチの半年?一年?レッスンを筆記したモノ。
幾つか読んだ演技に関する本の中ではこれが一番、読みやすい気がしました。


Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学
デザインの美しさ、ジョブズのカリスマ性、先を見る目など、アップルという企業に関しては色々な分析がされ、本になっていますが、この本では「シンプルさの追求」にこそあるという主張でその強さを紐解いています。
ジョブズと一緒に仕事をしていたクリエイティブ・ディレクターにより、
当時の状況を織り込みつつ書かれているのでドキュメンタリーとして楽しめます。


素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック シド・フィールドの脚本術2
ボクのシナリオの神様、シド・フィールドによるワークブック。
二時間の映画のシナリオを書くという事を、これ以上ないという位論理的に解体してしまって、読んでると誰でもこの通りやればできるんじゃないか?という錯覚に陥る。
実はあまり教えたくないから、上げないでおこうと思った本^^;


30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと
ことあるごとに「脱官僚」を掲げられ、都合が悪い事はすべて裏で官僚が操ってる、という事になってしまうカワイそうな官僚さん。
でも実際の所、官僚ってどんな事してるのか、給料は、待遇は、そんな事を当のキャリア官僚が割と赤裸々に暴露した内容です。


MEDIA MAKERS―社会が動く「影響力」の正体
ストック型とフロー型。参加性と権威性。リニア、ノンリニア。
など独特のマトリクスを使ってコンテンツの特性を分類した箇所はすごく面白い。
前半に展開するキャッシュからアテンションの記述は前述の評価経済を個人的には連想しました。


プラ・バロック (光文社文庫)
冷凍コンテナから、大量の凍結死体が発見されるというショッキングな冒頭から一貫して、退廃的で「セブン」を彷彿とさせるジメジメした空気感が個人的にはツボ。
先が気になってしょうがない、という感じではなかったのですが、絵が脳裏に浮かぶ日本では珍しい警察小説だなと思います。

以上10冊。
お正月休みにでも読んでみてはどうでしょう?

あ、そうだ!
ついでに期待はずれだった本も2冊。
これこれ