今日は、週に一度のシナリオセンターの講義でした。
少し時間が余ったので、受講生一人一人に
「映画、ドラマの中で、好きなシーンをあげろ。そして何故すきなのかをあげろ」というお題が出ました。
あ、そんな本日は、昼間はレスリー・キーの写真展も見たし、その後は役者の保田さんとも軽くお茶しました。
で話を戻すと
まぁ、好きな映画は一杯あるし、好きなシーンもいっぱいあるけど、シナリオ的に好きなのはどれだべか?と考えて、僕は
「めぐりあえたら」の「ラスト。メグライアンとトムハンクスが手をつなぐシーン」を上げました。
ちなみに、この映画見た事をない人の為にザックリと説明すると
妻を亡くして、三年。クリスマスも近いシアトルのある夜、トム・ハンクス(役名忘れた)の息子ジョナはラジオの悩み相談室に、「パパに新しいママを探して欲しい」という電話をかける。
手が触れた瞬間に帰るべき家を見つけた、彼女とは完璧だった、と告白するハンクスの声はラジオを通してアメリカ全土に流れ、東海岸はボルティモアに住む結婚を間近に控えたメグ・ライアンも、その放送を聴いていた。
婚約者に特に不満は無いものの、イマイチしっくりとしない思いを抱えていたメグ・ライアンは会った事もない、ハンクスに心惹かれ、手紙を出し、住所を調べ、コッソリとどんな人かを確かめる為シアトルに飛ぶ。
全米から大量に送られてきたラジオを聴いた女性達のメールから、ライアンのメールになぜか心惹かれた息子ジョナは、ハンクスにライアンに会う様に進める。気乗りしないハンクス。
ジョナは、ハンクスに成り代わり、ライアンにクリスマス?の日に、エンパイアステートビルの屋上で会おうとメールをだす。
でもって、まぁちょっとあった後にエンパイアステートビルの屋上で、ハンクスとライアンが出会い
ぎこちなく挨拶をして、閉館なので二人で降りようとして、ハンクスが差し出す手をライアンが握る。
という流れになるわけです。
僕がこのシーンを好きな理由は、前半のラジオのシーン、ハンクスが「彼女の手に触れた途端うんぬん」というエピソードを、ラストでビジュアルとして再現しているから。
100分近い尺のナカで、ライアンとハンクスが実際に会うシーンは、このラスト以外ないんですね(実際にはすれ違う的なのはあるんだけど)。
であってすぐに、良識と常識のある成人の男女なら「愛してる」とか言ったりしないと思うんですよ。映画としてはラストシーンだけど、彼らにとっては、始まりのシーンだから。
でも観客には、この二人の恋は上手く行く、という印象をしっかり与えて、映画を締めくくらなくてはいけない。
それが、この、手を握るという、行為に凝縮されていると僕は思うのです。
という事を、ずっと雑に(だって突然だし、口答でしたし)説明したわけです。
でもって、皆の好きなシーンを一通り聞いた後
「それが、おそらく皆さんがシナリオを書きたいと思った原点です」と言われたのです。
実は、聞いた直後はそんなもんかいなと思ったわけですが、帰りの電車で、ふと思ったのです。
そういや・・・
オレが映画を好きになったのは、
「アラジン」「ジュラシックパーク」と続き「めぐりあえたら」がロードショーされた年だったなと。

Leave a Comment