驚愕の事実。あだち充は還暦を過ぎていた……。

まぁ活躍の程を考えれば、当然っちゃー当然なんだけど、還暦すぎて変わらず思春期の男女の心の機微を、時代を超えて書けるというのは

思春期の悩みなんて、時代を経ても所詮たいして変わらない。

という事なんじゃないだろうか(本人の才能も勿論だけど)。

「生きづらい」という言葉を、芥川賞受賞者からテレビの街頭インタビューで話すギャル風味の少女達まで使うけど、きっと今も昔も、この世は「生きづらい」ものなんだろうな、と思う。

では逆に「生きやすい」世界ってのは、ではどんな物なんだろう?と考える。

夢に向かっている人は、苦もなく夢を叶える事ができる世界?

愛を求める人は、愛する人から、同じ量の愛を返してもらえる世界?

仕事はやりがいがあり、でもワークライフバランスは上手く取れていて、給料はそれなりで、土日はリフレッシュでき、常にヤル気で溢れている世界?

正義は常に、社会を動かし、不条理な事、理不尽な事は必ず暴かれ、制裁を受け、努力は常に、その量に応じて報われる世界?

なんかそれ……。面白い?

「生きづらい」世界の中に、なんとか心地良い居場所を確保しようと、もがく。
そこに、生きてるハリみたいな物があるんじゃないのかな。

……みたいな事を、ゼミの間に考えていた。