短編映画を撮り始めてからしばらくは

「自主映画にしてはよくできてる」
「自主映画にしては面白い」

というのを目指していました。

製作費もほとんどゼロ円。カメラも脚本(と呼べる程でもない)も、監督も編集も全てボクで、
出演者は友人の知りあいの元演劇部の子だったりした初期は、それでも結構ハードルの高い目標でした。

やがて、幸運にも映画祭に呼んでもらえて、ほっそいけれど繋がりができて、時を同じくして月一の上映会の存在を知りました。

おっかなびっくりしながらプロの役者さんにオファーをしたり、
上映会用のイベントの為に作品を作ったり、
少し長めの作品を作ってみたけど、やっぱりグダグダで「これはシナリオを勉強せにゃダメだな」とシナリオ・センターに通ったり、
WEBCMのコンペに狂った様に作品を出したりしているウチに、

いつのまにか
「(自主映画にしては)クオリティが高い」と言ってもらえるようになってました。

めでたしめでたし……
とは行かないもので、その頃から
「自主映画」ってのなしで「面白い」と言わせたいなと思うように変わってました。

「(低予算の)自主映画にしては面白い」ではなくて

「面白い」
と言わせたいな、といつのまにか思うようになっていたのです。

でも、それはやっと最低限の分業制にして、雀の涙だけどギャラを出せるようになったという現状では、結構高いハードルです。

しかも、飛び越えなくちゃいけない山は、どうも一つや二つじゃない、という事も見えてきて、なんつーか
俺は映画を作るっつー、チョモランマよりも高い山の頂き目指して足を運んでいたのか!

と、最近ようやく気がついたのです。

これは死ぬまで退屈とは無縁で生きていけそうです!